バイオミメティクス

「バイオミメティクス」という言葉を知っていますか?「バイオミメティクス」とは、生き物の構造とその機能から着想を得て、それらを人工的に再現することによって、工学や材料科学、医学などの様々な分野への応用を目指そうとする研究。だそうです。    なんだか難しそうですね。 私もこの言葉は知りませんでした。

言葉は知りませんでしたが、この考えは、私が理科好きになった理由の一つです。学生の頃に、「新幹線のパンタグラフ(屋根に付いているもの)に、騒音軽減の為にフクロウの翼と同じ工夫がされている。」ということをあるテレビ番組で話していたのを覚えています。昔から虫や動物が好きだったので、この「人が動物の知恵を借りる」という発想にとても興味を持ちました。

最近になって「バイオミメティクス」という言葉を知りました。他にどのようなものがあるのか調べてみると、  サメの肌⇒競泳用の水着  蓮の葉⇒撥水性とセルフクリーニングの効果がある塗料  ヤモリの指⇒粘着剤が不必要な何度でも使える吸着テープ  蚊の血を吸う口⇒痛くない注射針 など、多くの実用化されているもの、研究が進んでいるものがあるそうです。この分野の特徴として、研究を進めるためには生物学、物理学、化学、工学、医学などの大変広範な分野の研究者がしっかりと連携することが大切で、これまではなかなか混じり合うことのなかったような違う分野の研究も、実際に携わる研究者が一緒になって、同じ方向を向き、特定のテーマに向かって研究を進めることが重要だそうです。   「身の回りのふしぎ」を考えてみること。チョットしたことに疑問をもつこと。勉強のための理科ではなく、『知りたい』という気持ちから始めてみると、理科は面白いですよ。    内村

つぶやき

前の記事

久々の・・・
未分類

次の記事

Free Hug